今朝、いつものように山に行きました。
2頭は、とっとことっとこ、あちこち道草、
気ままに、好き勝手に、付かず離れず進んでいました。
やがて、いつもどおり、小頂上に辿り着きました。
私はそこにある小さな社の束石に、
いつも腰をおろすので、その間は、
彼らはたいてい、斜面を駆け下り上ったりして、
それぞれ、大はしゃぎしながら、遊びます。
時々、私がいるかどうかを確かめながら。
今朝も同じように、2頭、
枝を取り合ったり、追いかけっこしたり
で遊んでいました。
私からは距離が離れてきていました。
と、その時、ぬうぬうが前方を伺ったのです。
朝6時、人が登って来るとは思えなかったので、
また何かリスか野鳥の気配でも察したのかなと、
大して気にしないで、
呼び戻すこともしないでいました。
でも、ぬうぬうはしきりに前方を気にしていて、
じっと見ています。
あ、、やばいかな、、、人かな、、。
飛んで行くかな、、、。
山道はけっこう急で濡れているので、大型犬がふっとんで
いったら、足を滑らせる人が出てこないとも限りません。
朝めちゃ早な時間は、ノーリードでやっていますが、
大抵は、山でも、私はリードは放しません。
でも、今日は日曜日だしな、やっぱりダメかな〜
そんな気持ちがふと湧いて来て、
やはり呼び戻そう〜と思った瞬間、
ぬうぬうが、私の方へくるっと振り向いて、
うつむきながら、とことこともどってきたのです。
そして私の傍らで、改めて座れをして、待機しました。
その時初めて、樹木の間から人が登って来たのが
私の目にも入って来たのです。
そして私は少し離れた場所で相変わらず遊んでいた
とぅろんを呼び戻し、
その人の気持ちを推して、私は軽く、彼らのカラー(首輪)
を持ちました。が、あくまでもこれはポーズでした。
教えた訳でもなく、訓練した訳でもないのに、
自分で考えて、そっと私の側にもどり、寄り添い、
その人を見送ったのでした。
「犬なるものは、正しい愛情の中で健全に育ち、
基本的な教育を、楽しくこなしていれば、
特に牡犬は、群れのポジティブなリーダーとして、
ちゃんと相手を判断し、主を静かに見守る。」というのは
知っていましたが、それをまさに実感した瞬間でした。
ぬうのその時の気持ちは、
知らない人が来て、ちょっと怖かったから、
かーちゃんの所にもどってきた。
または、、、
知らない人が来たから、兄として、かーちゃんととぅろんを
守るべく、しかしその人は悪い人ではなさそうなので、
唸るような事もせず、
そっとかーちゃんを見守りながら、その人を見送った。
どちらなのでしょうかね。
私には、後者のように思えてなりません。
そういえば、最近、とぅろんが私に甘えに甘えている時に、
ぬうは割り込む事もせずに、ちょっと離れた場所で、
寝転びながらじーっと見ている事が、
度々起きて来るようになりました。
いつもいつも、ソフトで世話の焼けないとぅろんと比べて、
ぬうぬうの事を「単細胞」とか「単純君」とか言って、
ちょっと笑っていたけれども、
今朝のぬうぬうは、まるでそこのお社の狛犬のように、
静かなるリーダー牡犬として、佇んでいたのでした。
ぬうちゃん、最高な男、ナイトだよ。
だからあ、オレ、ばかじゃないってば。。。(ぬうぬう)